算命学に興味を持つと、最初に出てくるのが「命式表」や「人体星図(見方表)」と呼ばれる図表です。
これは、生年月日から導き出した「自分だけの星の配置図」。
東洋思想に基づいた運命学である算命学では、この表があらゆる鑑定の出発点となります。
目次
- 1 算命学の「見方表(人体星図)」とは何か?陰占・陽占の違い
- 2 なぜ算命学の「見方表(人体星図)」が重要なのか?
- 3 算命学の「見方表(人体星図)」 命式表の基本構造:どうやって作られるの?
- 4 算命学の「見方表(人体星図)」 陰占と陽占の違いと役割
- 5 算命学の「見方表(人体星図)」 陽占(人体星図)の見方とルール
- 6 算命学の「見方表(人体星図)」十大主星の意味と特徴
- 7 算命学の「見方表(人体星図)」 十二大従星とは?
- 8 算命学の「見方表(人体星図)」 陰占命式の見方
- 9 算命学の「見方表(人体星図)」の作り方と活用法
- 10 算命学の「見方表(人体星図)」の活用事例と応用
- 11 まとめ:見方表を通じて人生を読み解く
算命学の「見方表(人体星図)」とは何か?陰占・陽占の違い
見方表には大きく分けて2種類あります。
- 陰占命式表:内面的な性質や本質を示す
- 陽占(人体星図):表面的な行動パターン、人間関係の傾向を示す
この2つを合わせて読むことで、より立体的な自己理解が可能になります。
なぜ算命学の「見方表(人体星図)」が重要なのか?
算命学においては「人は天地自然の気の影響を受けて生まれる」という考えがあります。
つまり、生まれた瞬間の天の気(天干)と地の気(地支)を読み解くことで、
- 性格
- 才能
- 運命の流れ
などを客観的に把握できるのです。
見方表はこの全体像を視覚的にまとめたもので、自分を知り、活かすための地図となります。
算命学の「見方表(人体星図)」 命式表の基本構造:どうやって作られるの?
算命学の命式表は、以下のようなステップで作成されます。
- 生年月日を元に干支を出す
- 十干・十二支を用いて陰占命式を作成
- 陰占から十大主星・十二大従星を算出し、人体星図(陽占)に配置する
オンライン命式作成ツールを使えば、自動で表示されることが多いですが、基本構造を知っておくことで読み解きやすくなります。
算命学の「見方表(人体星図)」 陰占と陽占の違いと役割
陰占命式表:本質・潜在意識
陰占では、生年月日から導かれる日干・月干・年干などが示され、個人の本質的性格や潜在的な思考傾向を表します。
陽占(人体星図):行動・対人関係
陽占では、十大主星・十二大従星が9マスの図に配置され、実際の行動パターンや人付き合いの癖などを読み取ります。
両者の融合
陰占=内面、陽占=外面という捉え方で、両方を照らし合わせると「なぜこういう行動をしてしまうのか」「表と裏が一致しない理由」などが見えてきます。
算命学の「見方表(人体星図)」 陽占(人体星図)の見方とルール
人体星図の配置構造
人体星図は、以下のような3×3のマス(九星盤)に主星と従星を配置します。
頭 | 左肩 | 右肩 |
---|---|---|
胸 | 腹 | 腰 |
左足 | 右足 | 足裏 |
それぞれの部位に意味があり、胸=中心性格、頭=思考、腹=感情などの象徴です。
配置例:陽占命式(人体星図)例
頭(思考) | 左肩 | 右肩 | |
---|---|---|---|
胸(中心) | 鳳閣星(話す) | 禄存星 | 司禄星 |
腹(感情) | 貫索星 | 石門星 | 玉堂星 |
足 | 調舒星 | 車騎星 | 牽牛星 |
このように、自分の命式にどの星がどこにあるかを見ることで、感情・対人・行動のクセが読み取れます。
算命学の「見方表(人体星図)」十大主星の意味と特徴
星の一覧と性格キーワード
星名 | キーワード |
---|---|
貫索星 | 自立・頑固・一匹狼 |
石門星 | 協調性・情報収集・ネットワーク |
鳳閣星 | 表現力・おしゃべり・自由人 |
調舒星 | 芸術・繊細・神経質 |
禄存星 | 愛情・奉仕・人気者 |
司禄星 | 安定・貯蓄・コツコツ型 |
車騎星 | 行動力・直進・責任感 |
牽牛星 | プライド・格式・リーダー |
龍高星 | 探究・移動・革新 |
玉堂星 | 学問・保守・伝統 |
中心星(胸)の重要性
人体星図の中央「胸」の位置にある星は、その人の一番の核になります。
そこから他の星をつなげて「自分らしさ」を読み解いていきます。
算命学の「見方表(人体星図)」 十二大従星とは?
従星の役割
従星は「環境における人格の現れ方」を示す補助的な星。
肉体・精神の年齢領域などもわかるとされ、以下のような分類になります。
領域 | 星の例 |
---|---|
胎児 | 胎星 |
幼年 | 養・長生 |
青年 | 沐浴・冠帯 |
壮年 | 建禄・帝旺 |
老年 | 衰・病・死 |
精神 | 墓・絶・胎星再来 |
主星と従星のバランス
主星と従星の組み合わせによって、「行動にどれだけ内面が反映されるか」などが読み取れるため、両方を理解することで深い自己分析が可能になります。
算命学の「見方表(人体星図)」 陰占命式の見方
日干・蔵干・地支の意味
- 日干(自分):命式の中心。自分の本質
- 月干・年干:家庭環境や社会性
- 蔵干・通変星:地支に含まれるエネルギー、隠れた性格
陰占の読み方のポイント
部位 | 意味 |
---|---|
日干 | 本人の性質 |
月干 | 親との関係 |
年干 | 社会的な顔 |
各干支の組み合わせで性格の方向性や葛藤が見えてきます。
算命学の「見方表(人体星図)」の作り方と活用法
命式作成ツールの紹介
以下のようなサイトで命式が簡単に作成できます:
- 算命学命式自動作成(https://sanmei.meishiki.net/)
- 命式生成アプリなどのスマホアプリ
書き出して自分で読むポイント
- 陰占と陽占をそれぞれ紙に出力
- 胸の主星を中心に人間関係・行動傾向を紐解く
- 気になる対人関係の星位置を見てみる(右肩=恋愛・上司)
よくあるミス
- 星の名前だけで判断しない
- 陰占・陽占を混同する
- 意味だけを鵜呑みにするのではなく、自分の体験に当てはめて考える
算命学の「見方表(人体星図)」の活用事例と応用
自分を知るために
- 仕事選びのヒント
- 人間関係での傾向理解
- ストレスの原因特定
他人に活かす例
- 子どもの命式を見て育て方の参考に
- パートナーとの相性分析
- 友人や同僚との接し方を考える
有名人ケーススタディ(例:坂本龍馬)
- 主星:龍高星 → 革新・移動が得意
- 行動面:車騎星 → 行動的・リーダー
→ 幕末の志士としての性格が命式と一致!
まとめ:見方表を通じて人生を読み解く
算命学の「見方表」は、自分という人間を多角的に見つめ直すためのツールです。
陰占で「内面」、陽占で「外面」を理解し、そのバランスやギャップに気づくことで、人生をより良く進めるヒントが得られます。