「月星座の欠損説って本当に正しいの?」「自分の月星座の性質、めっちゃ当たってるんだけど…」
占星術の世界で、最近注目を集めている「月星座の欠損説」。
しかしその一方で、「この説、私には当てはまらない」と疑問を持つ人も少なくありません。
この記事では、月星座の欠損説とは何か、その背景と主張、そしてなぜ当てはまらないと感じる人がいるのかを探りつつ、より多角的に月星座を捉える新たな視点を紹介します。
目次
月星座の欠損説は本当に当たらない?月星座の欠損説とは何か
マドモアゼル愛氏による「月は欠損である」という理論
月星座の欠損説とは、占星術研究家・マドモアゼル愛氏が提唱した理論です。
この説では、月星座に表れる性質は「もともと欠けている」「本人にない性質」であり、それゆえに無意識に追い求めたり、演じたりする対象であるとされています。
たとえば、月星座が「蟹座」の人は、
- 実際には「家庭的ではない」と感じているのに
- 「家庭的であるべき」と思い込み、無理をしてしまう
このように、月星座は「憧れ」や「課題」として表れるもので、本人の本質ではないというのが欠損説の立場です。
『月は欠損12サイン別診断』マドモアゼル愛さんの見解についての考えと体感
『得意と勘違いしているけど実は苦手ポイントなんだよーん!』という見解なのです。出典:星読み自習室>『月は欠損12サイン別診断』マドモアゼル愛さんの見解についての考えと体感。月は純粋な想いだということに注目したい。
月星座が示す性質とその解釈の変遷
もともと月星座は、感情・無意識・習慣・母性など、内面的で本能的な側面を表すとされてきました。
- 太陽星座が「表の自分」
- 月星座は「素の自分」や「子ども時代の性質」
とされることが多く、多くの占星術家は「月星座=自分らしさの一部」として解釈してきました。
そのため、月星座を「欠けたもの」として扱うこの理論に、疑問や戸惑いを覚える人が出てくるのも自然なことです。
月星座の欠損説は本当に当たらない?欠損説が当てはまらないと感じる理由
月星座の性質が自分に当てはまると感じる人の存在
「月星座の性格、めちゃくちゃ自分っぽい」と感じる人は多いもの。
実際、感受性の高い人や自己観察が得意な人は、月星座の特徴と自身の感情傾向に深い一致を見出すことがあります。
たとえば、
- 月獅子座 → 承認欲求が強い、人前に出るのが好き
- 月魚座 → 感受性が強くて涙もろい、妄想しがち
といった特徴が、「まさに自分だ!」と腑に落ちるケースも。
このような体験がある人にとって、「月星座=欠損」は納得しづらいものに映るのです。
他の天体やアスペクトの影響による個人差
占星術は月星座だけで成り立つわけではありません。
太陽・水星・金星・火星…それぞれの天体の配置やアスペクト(角度)が絡み合うことで、個人の性質が形作られます。
つまり、「月星座が欠損に見える人」もいれば、「他の天体の影響で、月星座が自然に表れている人」もいるということ。
- 月星座と太陽星座が同じ場合 → 月の性質がより明確に現れる
- 月星座に良いアスペクトが多い場合 → 欠損というより「得意分野」になることも
成長や経験によって変化する自己認識
人は年齢とともに成長し、価値観や自己認識も変わっていきます。
かつて「当てはまらない」と感じていた性質が、人生経験を経て「自然な自分」に変わっていくこともあるのです。
こうした変化をふまえると、月星座を「生涯欠けたもの」と捉えるのではなく、「人生のどこかで向き合うテーマ」と考える方が、柔軟な理解につながります。
月星座の欠損説は本当に当たらない?月星座の欠損説を超えた新たな視点
月星座を欠損ではなく、成長のテーマと捉える考え方
「月星座に欠けているからこそ、そこを育てる人生になる」
こうした考え方では、月星座は“ないもの”ではなく“育てるべきもの”と解釈されます。
月が示すテーマ:
- 安心を感じる場所
- 感情の処理方法
- 母性や他者との距離感
これらは、年齢とともに成長し、人生経験とリンクしながら形作られるものです。
つまり、月星座=自分の「癒し方」や「育て方」を教えてくれる道しるべでもあるのです。
太陽星座や他の天体とのバランスを重視するアプローチ
太陽と月は、「外の顔」と「内の顔」の両輪。
占星術においては、月星座単体ではなく、太陽・アセンダント・水星などとバランスで読むことが鍵になります。
- 太陽:目標や外向きの意志
- 月:本能的な欲求や感情
- 水星:考え方や言語化の傾向
- 金星:愛情や快楽の感じ方
このように、多面的に自分を知ることで、「月星座が欠けているかどうか」ではなく、どう付き合っていくかに意識が向くようになります。
自己理解を深めるための多角的な占星術の活用法
占星術の醍醐味は「自己理解」。
そのためには、固定観念にとらわれず、さまざまな視点から星を読み解く姿勢が大切です。
- ネイタルチャート全体を見る
- プログレスやトランジットと照らし合わせる
- サビアンシンボルやハウスも活用する
こうした多角的なアプローチにより、月星座の理解もより深く、実用的なものとなっていきます。
まとめ:自分に合った占星術の解釈を見つける
月星座の欠損説は、非常に興味深く、人によっては「当たりすぎて怖い」と感じることもある理論です。
しかし同時に、「当てはまらない」「違和感がある」と感じる人がいるのも自然なことです。
占星術は、本来「自己理解と成長のための道具」。
どの解釈を選ぶかは、あなた自身が自由に決めてよいのです。
「月星座の性質が自分らしく思える」なら、それがあなたにとっての真実。
「欠損として向き合いたい」と感じるなら、それも一つの道。
自分に合った解釈を選び、星のメッセージを自分らしく受け取っていくことが、なにより大切です。